40代の辛い悩み
- これまでの人生辛いことばかり・・・。
- 最近は特に、いいことがないな。
- 浮き沈みが激しく、運がわるいのよ〜。
などなど、ついつい愚痴や自己嫌悪に陥ることはありませんか?
なにかある毎に、楽しい話とは真逆でブツブツと言ってしまう方がボクの周りにも多数。
こんにちはかめ吉です。看護師ですが、長らく対人関係の講義で教授して、一般の方よりちょっとだけ人との関係性に関しは苦を感じません。現在は経営者として生きながらキャリアに関するコンサルタントや心理学の学びを深めて実践しております。と、今は言えますが実際に、ボクにも悩みのドツボに陥って悩んで時期がありました。
そこで役に立ったのがリフレーミングというちょっとしたコミュニケーションの技法です。
常に、「わたしの人生ず〜とOK」「いつもツキがあって順調!!」という方はいませんし、有名人、大社長などの著名人の発言も聞いたことはありません。
が、世で成功していると言われる方は、僕たちが抱えた悩みの発言もつぶやきもありません。そこには成功するかしないかのちょっとした考え方の違いが紙一重で存在するだけです。
リフレーミングは難しいものではありません。自分自身への約束事を1つだけです。
要は『事実の捉え方』の違いです。事実が変わらないならば、良い言葉で表現しよう!です。
今回はこれからの人生、これまでよりも楽しく切り開くためのリフレーミングの方法と具体例をまとめてみました。
『えっ、そうは言うけど・・・。』と感じられるかもしれませんが、超簡単です!!
考え方を変えるより、『言葉を変える』と思って生活の中で自分実験をしていただくと、人生や相手に対する対応、言葉、更には自分のイメージが変わるおもしろツールです。
『へぇ〜!!!』と感じられるものですので最後までお読みになってくださいませ。
リフレーミングとは
リフレーミングは、心理学や対人関係などの教育の場では日常的に使われる言葉です。
聞き慣れない「??」ですよね。
リフレーミング
リフレーミング(Reframing)とは、「物事を見る枠組み・視点(フレーム:Frame)を別の枠組み・視点で見直す(Re-frame)」という意味の心理学用語です。元々はコミュニケーション心理学NLP(神経言語プログラミング)の概念で、物事に対する見方を変えて気分や感情をコントロールする効果がある技法として広く活用されています。
アメリカのクリントン元大統領やオバマ元大統領、イギリスのトニー・ブレア首相などがNLPを学び演説で活用したことでも知られています。
別名「脳の取り扱い説明書」ともいわれ、「目標の実現」「悩みの解決」「思考や行動」「感情のコントロール」「人間関係の構築や修復」などで幅広く活用されています。
物事の捉え方(事実)を別の枠組み(見方・考え方)で捉える
といっても意味分かんない〜!でした。はじめてボクも学ぶ時は。
具体的には下記写真で老婆と若い女性が見えるますか?
画像はこれだけなのに、見える方には「老婆」に見えてしまい、また「右方向をみている若い女性」にも見えてしまいます。
リフレーミングでは『物事を見る枠組み』(メガネ)を変えて『別の枠組み』もう一つのメガネでも見てみることで、自分がいろんな捉え方ができるんだと気づき、それを楽しい生活に持っていくものです。
ボクたちの日常は、ある一定方向から物事を捉えるように、脳がエネルギーを使わなくていいように習慣づけられています。
例えば、何も考えずある一定方向から見ると、映画→おもしろい、たのしい、災害・地震→怖い、恐ろしい、交通事故→可哀相などなどです。
現実的にはごもっともですが、その視点や考え方をチェンジするのがリフレーミングです。
さらにわかりやすく、広く活用されてボクも教員時代使っていた一例です。
「コップの中に水が半分入っています」(事実)
と捉えるか・・・。
と捉えるか・・・。
コップに水が半分入っている事実は捉え方次第で全く意味が違ってきます。
あなたならどちらがいいでしょうか?
ボク達がに日々の生活の中で『起こった事実(出来事)は、誰でも等しく変わりません。同じ事実を良い言葉で考えてみよう!』がリフレーミングの基本です。
実際談:娘との会話でのリフレーミング
学生の娘がいますので定期的に試験があります。結果で落ち込んでおりました。
○教科が平均点より悪くって・・・。
(涙ぐむ)
平均点より下で今回良かったことは何??
わかったことはある?
①勉強の仕方や②準備の仕方が今まで良くなかったから③次から変える!!
GOOD!JOB!! OK.そこがわかったら次はしっかりリベンジできるじゃない。
すごいね!気づけてよかったね。次は一緒にやってみようか!
うん。(にっこり)
点数が悪い事実は何も変わりません。
しかし、次は楽しめそうだという思いになるのがリフレーミングの醍醐味です。
一歩踏み込んで考えてみる!これからの自分は素敵にやるんだと意識のちょっとした変容に繋がります。
結果を一歩踏み込んで考え、自分は今回OKだったと捉えられます。
良い面(OK)を積み重ねる方が人生が楽しくプラスなりますよね。
試験が悪かった→自己嫌悪→親から文句を想定していた場面
試験が悪かった→自己嫌悪(まず認め)→点数(事実)を知ってリベンジのためにやりたいことは→※リフレーミング:試験の準備や勉強の仕方の改善への気づき(OK)
リフレーミングで「まっいいか」とたくさんOKを出せる生き方
40代となると仕事や家庭でもいろんなことが日々あります。辛いことがありすぎて身体もこころも消耗してしまうのが現代です。
○テスト赤点→OK・・・勉強法や準備の間違があった
○交通事故→OK・・・大怪我や死ななくてよかった
○リストラ→OK・・・残業、休みなしなどの苦しみから解放
○就活失敗→OK・・・もっと自分に合う会社がある
○離婚→OK・・新しい自分らしい人生が始まる
事実は変わりません。
しかも、人間はマイナスの感情で事実を解釈しやすい傾向にあります。
リフレーミングを通して事実をもう一つのプラスの感情で解釈すると自分自身の強みとなり人生を豊かに変えられます。
リフレーミングで言葉を変えてみよう、自分の行動が変わる瞬間の自分を感じてみよう!
自分を楽にしてもう一段高みに上げるためにもリフレーミングを少しづつ使ってみましょう。
世の中よく出来たもので、自分が属する環境は、同じ属性の人ばかりです。
例えば、社長のお友達=社長 ホームレスのお友達=ホームレス
極端な例えですが、そうそうズレてもおりませんよね。
リフレーミングの辞典
40代で仕事や家庭でついつぶやいてしまう言葉を選定してみました。
たぶん、ボク自身も使ってるな〜。
こういう言葉に変えると相手の反応はどうなんだろうと楽しみながらリフレーミングしようと思ってます。
参考
飽きっぽい・・・・・・環境に馴染みやすい
あきらめが悪い・・・・粘り強い
荒々しい・・・・・・・堂々とした
あわてんぼ・・・・・・行動が早い
いいかげん・・・・・・こだわらない
意見が言えない・・・・思慮深い
意地を張る・・・・・・物おじしない
いばる・・・・・・・・プライドがある
陰気・・・・・・・・・冷静
うるさい・・・・・・・活発な、元気な
えらそうな・・・・・・堂々としている
臆病・・・・・・・・・慎重な
おこりっぽい・・・・・情熱的な
おしゃべりな・・・・・社交的な
あせっかいな・・・・・気が利く
落ち込みやすい・・・・真面目に考える、謙虚に自分を受け止める
おちょこちょい・・・・決断が早い
かたくるしい・・・・・意思が強い
勝ち気な・・・・・・・向上心がある
考えが浅い・・・・・・率直な
感情的な・・・・・・・人情のある
気が荒い・・・・・・・正義感が強い
長続きしない・・・・・いろいろなことに興味をもつ
根暗な・・・・・・・・調子に乗らない
反抗的・・・・・・・・自尊心のある
人づきあいが下手・・・こまやかな心をもって
人に合わせる・・・・・人を大切にしている
人の言いなり・・・・・物わかりがいい
ひねくれている・・・・独創的な
マイペース・・・・・・自分らしさを持っている
無愛想でとっつきにくい・物事に動じない
命令しがちな・・・・・リーダーシップがある
目立ちたがる・・・・・物応じしない
よく考えない・・・・・発想力が豊か
ルーズな・・・・・・・おおらかな
「リフレーミング 辞典」で他にもでてきます。なるほど、こんな言葉があるのかと改めて自己成長に活かせそうです。
少しだけ意識的に言葉を変えてみると、その時の感情は大きく変わっていきます。
まとめ
40代は人生の折返しでもあり、波乱に飛んだ年代です。これまでの人生を振り返るとどうしてもネガティブに捉えがちです。
これから先の人生を、ニコニコの生活を送るようにリフレーミングの言葉をちょっとだけ取り入れると、自分自身も相手も楽しい人生を送ることができます。
また、現実的にも身体に大きな変化も訪れます。
自身が心も身体も健康でないと楽しい人生とは言えません。
こころも身体も健やかに楽しい人生であることを祈っております。