・自分に合う転職先の見つけ方は?
・転職への悩み、不安
以上のような悩みや不安を軽減できる記事を用意しました。
僕も看護師としての転職を数度経験して、最近も看護の世界に未練たらたらで何かできないかと職を求めて探しました。(結局、月に数回現場でお世話になってます)。
その体験からも、40代の看護師さんが転職で悩まれ、不安を感じることは大いにわかります!すでに実感済みのことですので参考になさって下さい。
40代看護師さんの転職は可能?
結論から言いますと、断然、40代からでも看護師さんは転職可能です。しかも、世間の他のお仕事などとは違って『転職には強い』です。やっぱり看護師のライセンスって『強い』ですね。
慢性看護師不足は長年の看護業界の悩み
僕も看護師長の時に上司の看護部長などが毎日のようにボヤいていたのが『人がいない、そもそも定員割れなのよ』です。
新型コロナウイルス感染症の対応のために医療機関は看護師不足を嘆いている報道も耳にします。日常的に慢性化した看護師不足が加速度的に進んでいる中、40代看護師さんは『売り手市場』であり、逆に経験値も加わり転職には有利に働く面もあります。40代看護師さんがもつキャリアを評価してくれる職場であれば、転職しても働きやすい状況も期待できます。
自信を持って新たな職場探しをしてみましょう!
強みは人生の経験値と看護の経験値です
※しかし、募集に際して、『経験問わず』などの表記がある場合はオススメはしません。経験上、質より数を重視した募集で自分の価値観もズタズタになっちゃうケースもありますので。
珍しくない看護師の転職(途中採用)
僕もそうですが、看護師さんという職業は過去に転職した経験を持つ方が多いです。僕も20代のときに2回ほど転職しています。それからもですが(笑)
それでも良い看護人生を送って来たなと自負しています。2回、3回転職してきた経歴がある看護師さんは少なくありません。
決して、飽きっぽいとか我慢弱いとかではなく、看護師さんそれぞれの事情でも転職できる職業形態で、ある意味ありがたいことだと思います。
特に、現場にいた時に40代看護師さんなどの経験値もある方が転職されて、管理していた病棟に配属になったときはなんとなく安心したものです。
40代の看護師さんの魅力
看護師さんの属性の特徴で自己評価が低い看護師さんが結構います。日々の患者さんや医師との関係で、自己評価を肯定的にする余裕がないのがホントのところですが。
経験値や看護の年数はダテではなく素晴らしい。技術は必ず年数や経験値を伴います。知識も同じです。『勉強してないから』『研修にあまり参加してないから』と弱気に考えがちです。しかし、患者さんを通して学んで取り組んできた看護の経験値と実績は、若手の看護師さんと違い一つの『安心感』という強みになります。
病気を持った人はネガティブ思考に陥りやすく、そのような患者さんを相手に仕事を日々している状況そのものが財産であり40代看護師さんの大きな魅力の一つです。
40代看護師さん転職の悩み 5つの理由
40代から転職に際しては、僕も色々悩みました。それでも現状を変えるために転職を決意し、実行してきました。振り返って見ても、結局今は良かったと思えます。
が、転職に際しては色々ほんとに悩んだのも事実です。
悩みの理由1:職場の人間関係に嫌気が。。
40代の看護師さんが転職しようかどうか悩むときには、現状へ不満足と将来への不安があります。
まず、転職しようとする大きな理由に人間関係があると思います。働きやすい職場とは、言い換えると『職場の人間関係が良好』といっても過言ではありません。人間関係が良好なのに転職する理由は限られてきます。
僕も部下や教え子が転職で悩んでいた時の面接や会話などでは、まず挙がってくるのが職場の人間関係だったと経験しております。
特に、僕は管理もしており、痛い話ですが上司であったり、先輩であったりの関係性に嫌気がさす、めちゃくちゃ気を使いするなどで疲弊してしまった場合です。
この場合は、すでに自分でも色々と対策をしてきたことでしょうから、転職して気分も一転リフレッシュも選択の一つです。自分の人生をどう生きるかが一番大事ですので
悩み理由2:超多忙!時間がほしい
40代看護師さんが転職しようかどうか悩むときには、先に述べた『人間関係の嫌気』と、もう一つ大きい理由に『業務が多忙』が挙がります。
そうなのです!看護師さんは忙し過ぎるのです。僕は現在、臨床を離れて看護に携わる機会は少なくなりましたが、忙しかった。この思い出は強いですね。めちゃくちゃ働いていた記憶があります。
特に40代看護師さんは、経験値から周りの調整役、指導役など色んな課題を仰せつかります。〇〇の委員会や学生の指導、あるいは、看護師長などのやるべき仕事の一部が降ってくるなど。
ベテランなんだからさも当然という投げ方で。。。
結果、残業して帰宅が20時、21時なども日勤帯では慢性的になり、心身ともに疲弊してストレスの慢性化を招くことにもつながっていきます。
年齢を重ねると、身体への変化もあり、若いときのように動けない自分を感じながらも日々、必死になり肉体労働、感情労働を行っているのが40代看護師さんの実情ではないでしょうか。
頑張っても頑張りきれないこともあります!
また、看護というお仕事に時間を費やす反面、プライベートでは日々疲れて何も手につかない。恋愛という人生で貴重な時間も看護の時間で犠牲にしている看護師さんもおられるはず。
そんな状況で、プライベート時間がほしい。ゆっくり過ごしたい。自分の時間を余裕を持って持ち、人生を送りたいと思われる看護師さんを多く見てきました。看護師長をしていましたが、決しして『頑張れ!踏ん張れ』とは言えませんでした。
悩み理由3:お給料が上がらない
看護師さんは、資格を持って高級のお給料を稼いでいるイメージが世間一般に大きく根付いています。実情は、必死に働いた残業代、夜勤手当などの加算がついてですけどね。
40代看護師さんの年収は40代超えてようやく400万円代に入ります。男性・女性別などもありますが決して職業別では多く年収をもらっているとは言いづらい現状です。
参考・引用:https://heikinnenshu.jp/iryou/kangoshi.html
新型コロナウイルス感染症の世情もあり、通常では看護業界でも高給の大学病院でも給与・賞与などの問題も世間を騒がせましたね。看護師さんのお給料は、初めは高くて伸び悩むという体系がほとんどのようです。
このご時世ですので、お給料にお悩みを抱えている40代の看護師さんの転職は、お給料を上げる目的であればより慎重に行くべきです。
悩み理由4:通勤時間が長い・職場が遠い
転職を悩む理由の一つに職場までの通勤時間があります。
これも経験済みです。転勤もありましたので過去8年間、2時間電車通勤(乗り換え2回)を日々やっておりました。30代で身体も今よりは動いたのでなんとかやってましたが、同じ状況をもう一回と言われたら『もう無理です』
多忙な看護師さんで、残業も有り毎日1時間以上の通勤となると、生活が健全にいとめるかは難しいところですね。
転職など環境を変える場合は、近いことに越したことはない!生活が楽になります。その観点から、選択肢の一つとして勤務地が近い職場を選択することはオススメできます。
悩み理由5:スキルアップ・レベルアップしたい
看護という職業はほんとに魅力的な職業だと自負しております。知見を深めるごとに、技術の面ではスキルアップしていきます。それは、現状の医療機関のみならず、間違いなく個人の看護師さんの財産です。
しかし、スキルアップ・レベルアップしたくても現職ではその時間や機会を得られない状況があります。でも自分を高めたい。悩みは深きですが、自分を深めるためにもスキルアップできる職場へ環境を変えるのも看護人生の選択肢の一つとして良いのでは。
さらに研修などを通して資格を取る、あるいは終了することは看護師としての自信や成長に繋がります。看護師さんの成長を補佐してくれる医療機関も当然ながら多数あります。そのような環境で40歳からでも自分を大きく飛躍させるのも転職の理由になります。
多忙な看護師さんが転職先を探す方法
40代看護師さんは忙しいです。転職を考えてもその次の悩みが、さてどうやって??となります。
そこで、まずどこで情報を取れば良いのか僕の経験も踏まえ新しい転職先候補を絞ればよいかお伝えします。
基本中の基本です。転職しよう!→次の職場(転職先)を決めようの段階です。
でも、この段階ではまずは最後まで読んでみて選択してみてください。水は上から下にしか流れません。なるべく負担なく楽な方法はどれかを見極めてみましょう!
40代看護師さんの転職探し1:ハローワーク
転職=ハローワーク。以前は鉄板でしたがオススメとしては、あくまでも参考くらいでと言ったところです。これが全てではありません。
現在は、ネットでハローワークも検索できる様になっています。看護師さんの使用頻度としては低いかもしれません。
なぜなら、ハローワークにいって、看護師さんにはあまり馴染みが無いのも事実です。
最近はネットで40代の看護師さんの求人情報も多く掲載されてます。ちまたに情報が溢れている状況ですので、『それで悩むのよ〜』とそっちの方で悩まれる頻度が多いのかな。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/mem_top.html
上記から入ると検索可能です。
もちろん、情報はたくさんでてきますので、あくまでも看護の世界の動向として比較する情報にとどめて置くことをおすすめします。
理由としては、ハローワークほぼ初めてのハズで最終的には足を運ぶ!そこから始まるからです。僕としてはひと手間入るイメージで面倒です。
希望の医療機関に面接するとしても、①ハローワークへの情報登録→②ハローワークへ行き担当者との面接、手続きを経ての採用面接です。
ほんとに以前は当たり前でしたが、わざわざハローワークまで行って諸手続きは面倒。しかも、情報としては一方的です。
一般的な求人情報しか出てこないのです。転職したい医療機関の情報は限られています。最低限の情報で勝負!はオススメしません。
40代看護師さんの転職探し2:eナースセンター
日本看護協会が運営している『eナースセンター』はご存知でしたか。
各都道府県に設置されており、看護師さんの転職や潜在看護師の掘り起こしをやって頂いています。
https://www.nurse-center.net/nccs/
上記から入り、ユーザーIDを申請するとメールにて返信がありそこからプロフィールを登録していきます。
その後、eナースセンターの登録されている求人情報の閲覧が可能となります。
気に入ったものを選択すると、後日eナースセンターより、メールもしくは電話で内容確認や、相談などが可能となります。
日本看護協会とは、めっきり関わりが薄くなってましたが、僕の教え子がこのeナースセンターを活用して転職いたしました。担当者の方次第という感じもしますが、良い担当者に当たると相談や悩みを拾って頂いて希望の転職先に繋がる可能性は大きいです。ちなみに、教え子ちゃんは現在もその転職先で働いて10年ほどになります。いい感じで働いていますよ。
40代看護師さんの転職探し3:友人・知人からの紹介
友人・知人から紹介されて次の転職先を。と、この選択肢も多いと思います。直接の完成性のある人を介しての転職探しなので自分だけの転職探しとは一味違います。メリット、デメリットを踏まえてより慎重に行くべきです。
もちろん、相手の方も、好意を持ってのご紹介かとは思います。
メリット
・紹介者が自分のことをよく知っているので、いい印象で面接しやすい
・紹介者より転職先の細かい情報(給与・人間関係・勤務形態など)が入りやすい
デメリット
・転職先が合わない場合、紹介者の手前、我慢しないといけない
・ミスをすると紹介者の顔に泥を塗る心理負担がある
・紹介してもらった心理的負い目を感じる
40代看護師さんの転職探し4:看護求人サイト
現在、僕も少しだけ看護のお仕事に携わっています。せっかく持っている看護師としてのライセンスを活かしたいとの自分なりの思いが有りまして。しかし、40代後半で上記、求人探しはしませんでした。どこがダメとかではなく、ひっそりと静かに自分のペースで看護ができる場を探したかったからです。(家族にも細かいことは言わずに)
そこで人生始めて看護求人サイトを使ってみようと決意し、実行しました。看護求人サイトを使うに当たっては、知り合いの看護師さんより情報を頂きました。
というわけで、比較検討するためや自分に合う条件を妥協なく伝えて、僕にあった転職先を探してもらうために3つほど選択しました。
その前に、流れとしては看護求人サイトは、ほぼどこも同じです。
1.看護求人サイトでプロフィール及び希望の入力(3分程度)
2.看護求人サイトからの連絡・確認(電話orメール)
・転職時期
・勤務形態
・勤務地
・お給料条件など
3.後日ORすぐに条件に合う転職候補を看護求人サイトより連絡
4.条件が合えば面接申し込み
このあとのこともあるので、連絡は基本メールorラインでという感じで念押しをして勧めて見ました。
基本、各看護情報サイトは丁寧に探してくれましたよ。
こんなもん(簡単に)という思いでした。
看護求人サイトは、ほんとにネット上でもたくさんあります。僕が選択したのは大手であり、実績もあり、情報を持っていると思えたところにしました。
一番最初の登録:看護のお仕事
一番最初に登録したところです。
訳もわからず、友人より進められて登録してみました。
先方より、すぐに連絡いただき、ちょっとだけ話しをすると、一生懸命僕に合う転職先をいくつか候補として紹介していただきました。
「何だ!意外と簡単。それならもっと具体的に」と思い、そこから更に勤務場所や、時間、お給料などを希望として付け加えて行きました。
それでも、丁寧さが変わらなかったので好印象でした。
また、『非公開情報』や『新規情報』など入りたての好条件のものも教えてもらたった感じです。
正直、働くとこには困らないなー。と思えました。
ここの反応が良かったので次も行ってみるか!!と気楽さになりました。
後々のサポートも丁寧で親切だったなーと思えています
次の登録:ナースパワー
看護のお仕事で登録も簡単だったのもあり、その後の調整も良かったので少し楽になり『ナースパワー』に登録しました。
これは、友人も使っていたこともあり互いの共通話題も必要かなと思ったくらいで(笑)
しかし、ここも僕が男であることで気を使って頂いて担当は男性がやってくれましたよ。
しかも、「時間があまり取れないから」と言ったら、LINEでシャカシャカと情報を送っていただきました。
興味があったり、詳細をしりたいなって思ったとこに、僕の方から連絡する形でやり取りしました。
ひつこくない!めんどくさくないは大事ですので。
最後:ナースではたらこ
看護情報サイトがほんとに色々有りすぎて、僕の場合は特に情報比較がしたかったので非公開の情報に興味を持ち選択してみました。
条件出して、コーディネーターさんに『頑張って!!』とお尻を押したら、ほんとに頑張ってくれました。
ここでも上の写真のように『非公開情報』があるんあか〜となと思い登録してみました。
結果、なかなかいい情報を得て、看護業界の求人ってすごい!! 情報は命と思えました。
サトウは初めとしては3つにしました。情報過多になりすぎるのが一番しんどいし、判断できなくなるからです。それと登録時間も3つならとがんばれたのもありましたし。
非公開などの情報は、意外と3社とも同じ職場なんて有りました。そこで、条件面の折り合いをコーディネータさんがどれだけつけれるか!で選択して行きました。
40代 看護師転職の悩みを軽減して自分らしい自由な生き方
40代をすぎると心や身体の変化が自分でもわかってきます。ほんの数年前のようには思うように身体が動かない、積極的になれない自分を実感してきます。40という数字が意識するのかもしれません。
看護師としては立派でも、人生選択や今の職場での今後を考えると悩み、迷いの日常があるのも事実です。
転職をどう考えるか
転職は難しいものと、他言造林で思い込んでいたかもしれません。難しく考えると、できないことがたくさん頭にい浮かんできます。
今の現状から新しい自分を生み出して、自分らしい自由な時間の人生を作る事はできます。僕も転職組です。数回の転職をして、おかげさまで人としては、自分らしい人生を送っています。
確かな情報とサポートのもとで40代からの転職を安心してできるようにしていきましょう!
失敗したらの言葉が生まれる
僕も失敗したらどうしよう、うまく行かなかったらどうしよう。家族も有り、子供のいましたのでそんなことが四六時中頭に浮かんで来る日々でした。
失敗しないためには、ほんとに確かな情報をしっかり自分で比較してみる!これにつきます。看護師や教員のときにも部下、学生に、今は子供にも行ってますが、失敗しないためには準備が大事です。
準備とは、前途のごとく情報をどう掴み取るかです。よく看護師さんはアセスメントという言葉を使います。自分の人生をよくアセスメントして確かな方向へ導く力は他の業種より遥かに高いはずです。
よりよく準備には時間を割いて転職の成功をつかみ取りましょう!
何を大事にするか
転職の理由にも当てはまることですが、今後、何を大事に生きるかにかかっています。世間の多くの看護師さんは、ほんとに多忙です。自分の時間を看護の時間に費やしています。それも有りかもしれませんが、どこかでしっかり自分を見つめて割り切ることが大事です。
コロナ状況の中、看護師さんの使命感をいうキーワードがTVでも流れていました。使命感はあって良いのです。僕たちの看護の価値観でもありますが、それだけで人は生きていけませんし、頼ってもいけません。
ほどほど(中庸)が一番で、看護しだから!にのめり込まない自分の人生を選択してください。
まとめ
ベタですが、40代看護師さんが転職するまでの悩みや転職の道筋の一歩を経験を基に語らせていただきました。
我慢をして居続けることも大事かもしれません。また、現状に向き合い新たな活路を見出すことも必要かもしれません。人生の選択ですので決断するのは自分。
しかし、その前に色んな情報を得て、後悔をいかに少なくするかがポイントです。
後悔はあっていいのです。なければ、ある意味『うそ』かもしれませんので。